個人事業主はクレジットカードを事業とプライベートで分ける方がいいの?
なんとなくはわかるけど…ポイントのこともあるし、できれば同じカードがいいな。
うーんそうですね。
もちろん分けたほうがいいです。
とは言っても場合によりけりだったりします。
…っていったいどっちなの??
悩ましい問題ですのでちょっと考えてみました。
クレジットカードを分けるメリット、分けないメリット。
あなたはどちらのメリットを選びますか?

クレジットカードって枚数増えがちだよね。

あるあるだね~。
個人事業主にクレジットカードは必須アイテム
個人事業主に限った話でもありませんが、買い物とクレジットカードはもはや切っても切れない関係です。
すでに普段の買い物をなるべくクレジットカードにまとめている人も多いと思います。
ちょっと前に、消費税が10%に上がるだのなんだのの話があった中に、「クレジットで買い物をしたら◯パーセントをキャッシュバックする」とかありましたよね。
そういった背景もあり、今後クレジットカードが活躍する場面は必ず多くなります。
そのうち「現金払いで」と言ったら嫌な顔をされるようになるのでは…?

クレカ・電子マネーの時代はすぐそこだよ!

キャッシュレス化はもう始まってる。
避けては通れない時代の変化だね。
クレジットカードを使い分けるメリット
事業専用のクレジットカードを作ったときのメリットです。
お金の管理が楽になる
クレジットカードは1か月分の経費の支払いを1件にまとめてくれます。
カードを使った日と実際にお金が減る日はズレがありますが、お金の管理は格段に楽です。
通帳には1か月分総額の経費の引き落とし金額が表示されますし、明細があれば何にいくら使ったかもすぐわかります。
紙の領収書のように何十枚も無いので保管時にかさばったりもしません。
一方現金払いは発生するたびに手元のお金が減ります。
そしてその動きを正確に追おうとするとけっこう大変です。
領収書の金額と手持ち現金の残高を常に合わせておかないと訳が分からなくなってしまいますから。
お金の管理をするなら手間の少なさも重要なポイントですよ!
経費の管理が楽になる
事業専用のクレジットカードですべての経費を払うようにすると、全体の経費が一元管理できます。
現金支払いなんかが混じっていると、何枚もレシートを集めて経費になるものならないものを選別したり…。
あ~めんどくさい!ってなりますよね。
クレジットカードで払ったものは全部経費、というルールを決めて使うようにすると、
「これは経費か、経費じゃないのか」
なんて悩むことはなくなります。
それに毎月毎月エクセルなんかで経費を入力・集計しなくても、クレジットカードの明細を見ればだいたいの数字はわかりますからね。
ズボラな人にもおすすめです。

クレジットカードでお金の出口をひとつにするってことがポイントだよ。

なるほどね~。
クレジットカードを使い分けないメリット
クレジットカードを事業とプライベート兼用にしたときのメリットです。
ポイントを集めやすい
やっぱりポイントは大事ですよね。
事業用の買い物は金額もそこそこデカイこともありますからね。
年間で見ればかなりの差が出るはずです。
ポイント大好きな人には大きなアドバンテージです!
そもそも事業の経費が少ない
事業によっては経費がほとんど無い場合もあります。
1ヶ月に5件くらいしかないのに、わざわざクレジットカードを分けるメリットはあまりないでしょう。
これくらいの件数なら、手作業で集計してもそんなに時間はかかりません。

パソコンでの仕事がメインの人は経費も少なくなりがち…

そんな人はプライベート兼用のクレジットカードでよさそうだね。
事業専用のクレジットカード+クラウド会計ソフトで超効率化
個人事業主としてどんどん売上を伸ばして行くと、ぶち当たるのが確定申告の面倒くささです
経費のレシートを集めて集計して計算して…申告書を作るまでの集計作業だけでもかなりの時間がかかるようになります。
会計ソフトを使うと楽に確定申告書が作れるようになるのですが、その効率をさらに高めるカギがあります。
そう、クレジットカードです。
クレジットカードの明細データはネット上で会計ソフトに読み込ませることができます。
なので、確定申告で一番時間がかかる入力作業を大幅にショートカットすることがでるんですね。
ちなみにこのとき事業・プライベート兼用のクレジットカードだと、読み込んだデータからプライベートの出費を外す手間がかかります。
そのため事業専用のクレジットカードだと、読みこんだデータがそのまま使えるのでめちゃくちゃ楽です!
会計ソフトを使ってる人、これから使おうと思っている人は事業専用のクレジットカードも準備しておくと会計作業が楽になります。
買い物でもらえるクレジットカードのポイントを少々犠牲にしてでもやる意味は大いにありますよ!

数年後にはクレジットカードや電子マネーみたいなキャッシュレス決済が主流になるからね。

え~まだまだ現金使いたいけどな。
まとめ
いろいろ書いてきましたが。
【クレジットカードを分けたほうがいい人】
- 毎月数十件もの経費が発生する人
- 少しでも確定申告で楽をしたい人
仕入れなどの買い物が多い飲食店や小売店なんかのイメージですね。
【クレジットカードを分けない方がいい人】
- 毎月の経費が少ない人
- ポイントをたくさんためたい人
ネットビジネスなどパソコン一つで稼ぐような事業のパターンですね。
クレジットカードは便利です。
もうすぐ「便利なもの」から「必須のもの」になるはずです。
これは事業をやっている・やっていないに関係なくです。
そのときまでに「自分にとってメリットのあるクレジットカードの使い方」ができるようにしておきましょう。
この記事をクレジットカードの使い方を考えるきっかけにしてみてください!
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