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【小売業経験談】私がスーパーで5年働いていたときのリアルな現場の話

小売業体験談 いろいろ雑記

私は小売業の業態の一つ、「スーパーマーケット」で5年くらい働いていたことがあります。

誰でも一度はスーパーに行ったことはありますよね。

ちょっとその時の経験談を書いておこうと思ったので、興味のある人はしばしお付き合いを。

 

大学生で小売業を視野に入れている人。

転職で小売業を考えている人。

私の一体験談ですが、参考にしてみてください。

 

bonobo-no
ぼのぼーの

たまには自分の話もするよ~。

ペンギンくん
ペンギンくん

仕方ないな~聞いてあげるよ。

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私が働いていたのはこんなスーパー

私は地方のスーパーの販売員として働いていました。

店舗は県内を中心に20ほど。

お客様の年代は中高年から上の世代が中心で、若い人はやや少な目。

いたって普通の、どこにでもあるようなスーパーです。

 

私が配属になったのは駅前店。

担当の売場はデイリーグロサリー部門

 

デイリーグロサリーとは、日配食品と加工食品のこと。

 

なんか分かりにくいですね…

ざっくり言うと、

青果・鮮魚・精肉・惣菜

以外の食品です。

具体的には牛乳や卵、パン、しょうゆ、缶詰め、お菓子などなど。

冷蔵・常温の加工食品ですね。

 

広ーい守備範囲を任され、売場を走り回っていました。

 

ペンギンくん
ペンギンくん

よく考えるとデイリーグロサリーの商品ってかなり多くない?
大変なんじゃないの?

 

bonobo-no
ぼのぼーの

他の部門より商品数は確実に多いね。

ただ他の部門と違って日持ちがするものが多いから、その辺の違いはあるよ。

 

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スーパーで働く一日の流れ

デイリーグロサリー部門の私の場合の、1日の仕事の流れです。

 

出社したら、まずは開店に向かって商品を補充しながら売場を作ります。

ちなみに出社時間は8時。

(実際に行くのは7時すぎくらい)

 

新しい商品を出すと同時に古い商品の賞味期限を見て、値引きをしたり廃棄をしたり。

開店まではいつもバタバタです。

 

開店後は売場を定期的にチェックしながら、自分のサポートをしてくれるパートさんたちに指示を出します。

手が足りない部分は自分で動いて商品を並べたりしますが。

10時から11時ごろが午前中のピークなので、とにかく商品を切らさないようにどんどん出しに行きます。

 

13時くらいまでにお昼を食べたら、ちょっとだけ事務作業。

売場の計画を立てたり、特売商品の発注をしたり。

仕入伝票にはんこを押したりもしてましたね。

 

それからは夕方のピーク(16時から18時くらい)に向かって売場をメンテナンス。

その日のチラシ商品は全部並べきる、売れ筋の商品の欠品は無いようにするなど。

定時の17時はこの辺で迎えますが、当然のように仕事は続きます(笑)

 

18時からアルバイトが来るので、すぐに売場に出してほしい商品の準備をしたり、翌日の売場の計画を再度調整します。

アルバイトが来たら指示を伝え、この辺からやっと自分のやりたい仕事ができます。

チラシ商品以外の売場を作ったり、バックヤードにある商品の整理をしたり。

売場計画のための時間は昼間の時間だけでは足りないので、この時間にすることも多いです。

 

で、あとは自分のあきらめるタイミングで帰ります。

私は20時から21時くらいに帰ってました。

(あまりやる気のなかった5年目は19時台が多かったかな)

 

やっぱり体力勝負な感じはありますね。

 

bonobo-no
ぼのぼーの

ちなみに体育会系出身ではないです。

ペンギンくん
ペンギンくん

だよね~わかってたけど。

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スーパーの給料ってどのくらい?

気になるのはやっぱり給料。

私が就職したときは、そのときの大卒初任給とほぼ同じくらい。

確か月に額面で20万円くらいだったと思います。

 

びっくりするほど高くも安くもない、そんな感じですね。

あとはこの金額をベースに残業代ボーナスが乗っかっていくことになります。

…気になりますね~。

 

まずは残業代です。

私の勤めるスーパーでは、残業代は月に30時間まで、と決められていました。

それを超えると店長や副店長が本部から叱られるため、絶対超えないようにみんな調整していました。

ということで残業しまくってもそこまで給与には反映されません。

30時間がMAXになるため、金額にすると残業代で5万はまず超えません。

残業代はよくて月にだいたい3~4万円くらいかな、と思います。

 

30時間はあくまで残業代としてカウントされる時間の話。
ということは実際の勤務時間はまた別の話…泣

 

さらに気になるのはボーナス。

私の働いていた会社は夏と冬の2回ボーナスが出ました。

 

意外ですか?

ふふふそうですよね。

うん、ちゃんと募集要項にも書いていましたよ。

 

いや~なるほど。

毎月の給与を抑えてボーナスでしっかりもらえるってことですか。

 

…ところが、ボーナスでもらえるのは1.5か月分くらいでした。

夏と冬、合わせてです。

 

会社の建前として

ボーナス払ってます

と言うためだけに払っている。

そんな金額でしたね。

 

出るだけありがたいです…はい…

 

bonobo-no
ぼのぼーの

やっぱり会社の外に向けて「ボーナスなし」とは言えないんだろうね。

ペンギンくん
ペンギンくん

うーんちょっとガッカリ…

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スーパーで働いていて楽しいこと

自分の並べた商品が売れる瞬間が見られることですね。

きれいに整えた自慢の売場で、売りたい商品がどんどん売れたときはやっぱり楽しいです。

売れない商品はどうやったら売れるのかをずーっと考えながら、あっちに置いたりこっちに置いたり。

 

あ、値段を下げるのは乱用厳禁です。

安ければ安い方が売れそうですよね。

これが案外そうでもないんです。

 

例えばチラシではない商品をしっかり売場に並べて、

298円の商品に「198円」の値段を付けたとします

 

めちゃくちゃ売れそうですよね?

ですが、体感としては元の値段で売った時の1割~2割増しくらいでしか売れません

もちろん同じ198円でもチラシが入っていると、普段の10倍以上の数が売れたりします。

お客様は

「値段が安いから買う」というより「チラシを見て買いに来ている」

そんな傾向もあるんですよね。

(ちなみにこれ以上安くすると怪しがられて買ってくれません)

 

それに安さよりも見せ方を工夫すると売れるようになるので、その辺が少しずつ分かってきたときは楽しかったですね。

 

商品を置く場所

商品の並べ方

これがかなり重要なんですよ。

 

あと「仕事が回っている感覚」って言ったらいいでしょうか。

これを感じたときはかなりうれしいです。

お客様も多くてバタバタしてるんですけど、メンバーの配置がうまくはまって自分が何も言わなくてもどんどん仕事が進んでいる。

なかなかレアなパターンですが、計画がドンピシャで組めるとこんな感覚を味わうことができます。

 

もちろんお客様からありがとうと言ってもらったりなんかもありますよ。

これもうれしいですが、どの仕事でもだいたい同じかな、と思います。

 

ペンギンくん
ペンギンくん

(ボソボソ…廃棄の商品って持って帰れるの?)

 

bonobo-no
ぼのぼーの

(ボソボソ…大きな声では言えない、かな)

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スーパーで働いていて楽しくないこと

いわゆる激務、ともすればブラックとかいうやつです。

サービス残業はあります。

が、もちろん店長は

ちゃんと定時で帰れよ~

早く帰らないとだめだぞ~

なんて言います。

それでほんとに帰ったら…

翌日くどくどネチネチ言われたりします。

 

なんでやねん。

 

あとは

昔は休日も出てきて無給で働いてた

そんなやつが出世するんだ

なんて話を普通にされます。

私はへ~そうなんですね~くらいにしか思ってなかったですが。

 

あとパートさんたちとのコミュニケーションはちゃんとしとかないと大変です。

自分の母親よりもっと年上の人もいます。

そんな人たちに指示を出さないといけませんからね。

嫌われたら恐ろしいことになります…。

 

40代~50代くらいのいわゆる「おばちゃん」たちに気に入られるには

  • 若い男の子
  • あいさつが普通にできる
  • 話を聞いてくれる

この3つが重要かなと。

新卒であれば若いのは当然なので、これから就職する人はとってもアドバンテージがあると思ってください(笑)

 

あとは日々の会話をしっかり、というところですね。

世間話も仕事の話もしっかり聞いて、ちょっと冗談が言えるくらいの関係になればベスト。

毎日しっかりあいさつすることに+αで一言二言でも話をしていれば、自然と仲良くなれますよ。

私は話ベタな方ですが、割と仲良くやれていたと思います。

 

ちなみに私の同期にはもちろん女性もいましたが、売場の担当を任されている人はいませんでした。

みんなお店のカウンターの中に入って、お客様対応に。

なので、女の子の現場の話は詳しいことはわかりません…

 

bonobo-no
ぼのぼーの

これ以上はただのグチになるので自主規制。

ペンギンくん
ペンギンくん

よし、今日は飲みに行こう!

 

スーパーで働いて学んだこと

なんといっても段取力

とにかく忙しいので、

楽にするためにはどうすればいいか?

をずーっと考えていました。

 

私なりのその答えは、売場計画。

 

いつ仕入れ

いつまでに売り

次の商品はどうするか

 

一週間単位で売場計画を考え、それをバックヤードに貼っておきます。

さらにそれを毎日微修正しながら次の日の売場の図面を書きます。

これがある程度の精度でできるようになってからは、ちょっと楽になりましたね。

 

部門のシフトも自分で考えるので、ミスるとしわ寄せが全部自分に来ます

シフトを組むのはめちゃくちゃ時間も使うし気も使うし…

自分の休みの優先順位はもちろん最後です。

 

あとはたくさん食べること。

しっかり食べないと夜まで持ちません。

 

仕事中は売場をずーっと走り回ります。

スマホの歩数計で計ると1日に2万歩~3万歩くらいでした。

お弁当はお店の惣菜コーナーで買ってもいいんですが、まず足りません(汗)

お昼に惣菜コーナーのお弁当を毎日2個食べる先輩もいましたね~。

 

なので、私は弁当持参でした。

好きなだけ持っていけますからね。

 

bonobo-no
ぼのぼーの

弁当持参じゃなかったらお昼ごはん代はけっこう掛かってただろうね。

 

ペンギンくん
ペンギンくん

(体育会系じゃないのに割と食べるんだ…)

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まとめ

他のスーパーの事情はわかりません。

もっと働きやすいお店もたくさんあるはずです。

それに、自分の段取り次第では残業を減らすこともできます。

 

残業することが当たり前になっている先輩たちの働き方を見ると、もっと効率よくできそうなのにな…

と思うこともありました。

 

これから小売業で働きたい!

という人。

そのバイタリティがあれば大丈夫です。

自分の仕事環境は自分で勝ち取るものです。

あなた任された部門の効率化に成功できれば、他の部門や店舗の環境もよくなるかもしれません。

 

こういった改善は、なかなか既存の社員だけでは進みません。

あなたという外部の視点を入れることは、そのお店にとって大きなメリットがあります。

もしかしたら、先輩の中には新入や中途の社員に空気を変えてもらうことを期待している人もいるかもですよ。

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