新入社員の彼に接すること現在9か月目。
最初のころから変わったこと
改善されたこと
引き続き課題なこと
なんやかんやでいろいろあります。
以前に書いたこちらの記事
このとき新入社員の彼は入社3か月でした。
ということでその続きです。
習慣付いてきたメモの落とし穴
彼の一番最初の課題だった「メモを取ること」。
今は何も言わなくてもメモを取るようになりました。
いやーこれで一安心ですね。
うんうん。
…
じゃなかったです(汗)
落とし穴と言うかなんというか…
彼は取ったメモをうまく活かせていないようなのです。
彼はメモをパソコン内や紙に残していましてね。
まずはパソコン内のメモの方。
彼は担当した仕事ごとにメモをきちんと残しています。
仕事Aはこのメモ
仕事Bはこのメモ
仕事Cは…
というように分けています。
それはすごくいいことなのですが、そのメモを「他の仕事」で活かせていないのです。
例えば新しい仕事Dをするとき。
この処理の仕方は仕事Aのときにやっていたから大丈夫だろう
と思って渡した仕事がうまく進まない。
彼の頭の中では
「仕事Aで経験したこと」は、ほぼ同じ仕事A´くらいなら活かせるのかもしれません。
ですが、新しい仕事Dになると応用が利かないことがあるのです。
そして紙に取るメモの方。
これは想像通りというか…
そうです。
自分で書いたメモが読めないことがあるのです。
…メモは、「読める字」で、取ろう。
「この前メモ取ってたよね?」
「はい、メモ取ってます。でもちょっと読めなくて…」
と言われるのでちょっと悲しい(泣)
「メモを取る」の次の課題は「メモを活かす」こと。
これは直接注意はせず、もう少し見守ってみるつもりです。
ちょっと変わったこと
これは前の記事には書いていなかったのですが…
実は彼、入社当初から結構居眠りをしてたんですよ。
仕事中に。
あまりにも酷く、あまりにも何日も続くので一度上司と彼が面談したこともあるくらいです。
彼もちょっとマズイと思ったのか、いろいろと対策を始めました。
水などの飲み物を意識的に飲んだり
眠眠打破を飲んだり
眠くなったらちょっと席を立ってみたり
彼なりにいろいろ試しているようです。
まだ居眠りが完全になくなった訳ではないのですが、最初の頃よりは少し減ってきたかな、というところです。
ところで。
最近は日中の眠気は怠けとかではなく病気が原因という認識も広がってきていますよね。
私は彼ももしかしたらそうなのかも…と思い、直接聞いてみたことも実はあります。
彼は病気ではない、寝るのがちょっと遅い、とは答えてくれました。
病気の自覚がないパターンの可能性もありますが、あとは見守るほかないでしょう。
あ、あとですね。
電話応対の仕方がちょっと良くなった気がします。
以前はなんというか…
電話を取った時声のトーンが低いので、すごく不機嫌で不愛想に聞こえてたんですよね。
あるお客様からは
「今の人エライ人?じゃないならちょっとどうかと思うよー」
と言われたこともあります(汗)
そのとき彼にはお客様に言われたことをほぼそのまま伝えました。
それを聞いた彼は…ちょっとびっくりしたような顔をしていましたね。
彼にしてみればもちろん悪気はないですから。
そんなことがあったからか、彼なりに少し電話での話し方が変わりました。
地声が低いので大変のようですが、なるべく声のトーンを明るくするよう努めています。
私以外の同僚や上司からしてみたら、「まだまだ変わってない」と言われそうなくらいの変化ではありますが…
電話応対では声のトーン以外にいろいろ気になる部分はありますが、私の中では一歩前進したかな、といったところです。
引き続きの課題
それは「他の社員の都合を考えない」こと。
わからないことは何でも聞いてね
といろんな人にずっと言われ続けてきたこともあり、少しずつ質問や相談の回数は増えてきました。
最初のころはほとんどそういう会話もなかったことを考えると大きな成長です。はい。
問題なのはそのタイミング。
急ぎの仕事を鬼気迫る表情でこなしている社員さんのところへ近づき、「それどうしても今聞かなきゃダメ?」みたいな質問をする。
…いや全然ダメじゃないんですよ。
質問はいいことです。
ただね、
「後でいいので教えてください」とか
なにか一言あればな~と思うのです。
あとは終業後のいわゆる残業時間のこと。
残業している人はみんな早く帰りたいんです。
そんな残業時間中に
「この仕事のチェックお願いします。明日の朝イチが締め切りなんです」
って言ってるところを見たりすると
それチェックするのに小一時間はかかるやつだよ…
なぜこの残業時間にー
せめて勤務時間内に言ってあげてよー
と思ったり。
当然頼まれた社員さんの顔は…苦い。
あ、あはははは…わか…ったよ…
苦すぎる苦笑いをするしかない(泣)
そんなこんなで
もう少し相手の都合を考えてあげれたらいいのにな、と思うことがしばしばなのです。
まとめ
人に何かを教える
人に何かをやってもらう
それはとても難しい。
今さらながら痛感しています。
何を隠そう
私は少年時代に、将来やりたい仕事の選択肢から真っ先に「先生」を外した人間です。
私は先生みたいに人に教えることはできない。
やめておこう。
そんな私が今まで避けてきた問題が。
ここにきて大きな壁となって現れたようです。
そろそろ向き合わないとね。
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