会計ソフトの「クラウド型」と「インストール型」って結局どっちがいいの?
メリットデメリットはどちらもありそうだけど….
私は一年に30~40件くらいの個人事業主の確定申告書の作成のお手伝いをしています。
会計ソフトは私の仕事には欠かせないメイン武器のため、今までにいろいろな種類を触ってきています。
ちなみに私はクラウド型会計ソフトなら
こちらの3つは使ったことがありますよ。
ということで、クラウド型とインストール型のその「使いやすさ」から選び方についてちょっと考えてみました!
あなたが会計ソフトを選ぶ際のひとつの基準にしてみてください!
「クラウド型」はデータをぜんぶWeb上で扱うタイプで…
「インストール型」はCDをパソコンに入れて使うタイプのやつだね。
会計ソフトの「使いやすさ」とは
- 画面の切り替えにストレスを感じないか
- 仕訳を連続して入力するときにストレスを感じないか
会計ソフトの使いやすさで大事なのはこの2点です。
パッと見の画面レイアウトなどのデザインも大切ですが、ここは個人の好みが別れるところなのでちょっとスルーしますね。
多くの種類の銀行口座やキャッシュカードの明細取り込みに対応している、などもありますが、最近の会計ソフト各社ではそこまで差はありません。
ということでこちらもスルーします。
「使いやすさ」を突き詰めていくと大事なのはこの2つです。
- 画面の切り替えのスムーズさ
- 仕訳入力の快適さ
クラウド型とインストール型の会計ソフトそれぞれで見ていきますね。
画面の切り替えのスムーズさは死活問題だからね。
なんだかプレステの時代を思い出しちゃったよ…
クラウド型会計ソフトは動作環境に左右される
私が実際にいくつかのクラウド型会計ソフトを使用した感覚ですが、普段の状態なら特段ストレスは感じません。
画面の切り替えはめちゃくちゃ速いという訳ではありませんが、気になるレベルではありません。
普段のネットサーフィンと同等か、画像が少ない分速いかもしれません。
仕訳も一つ入力するたびに画面が更新されるわけではないので、連続して入力するときもスススッと動きます。
ただ注意しないといけないのは、クラウド型会計ソフトは、データをすべてWeb上で扱うため動作のほとんどはネット環境に左右されることです。
繋いでいるWi-Fiの電波が弱かったり、会計ソフトのサーバーが混みあっていると画面の切り替えに時間がかかり、ストレスとなります。
感じ方に個人差はあると思うけど、すこーしせっかちな私でも大丈夫でした!
ぼのくんってせっかちだったのか…ちょっと意外
インストール型はレスポンスが安定
インストール型の会計ソフトはデータをほぼすべてローカルのパソコン内で扱います。
そのためレスポンスは抜群!
画面の切り替えも一瞬、仕訳入力もダダダダっと打てます。
クラウド型とインストール型のどちらが作業しやすいか?
と聞かれたら間違いなくインストール型になります。
ネット環境がなくてもほとんどの機能は問題なく動きますし、単純に使いやすさを求めるならインストール型ですね。
私も職場ではインストール型を使っていますよ。
もし今の仕事を全部クラウド型でやれと言われると…ちょっとというかかなりしんどいですね。
一昔前までは会計ソフトはインストール型しか無かったんだよ。
そっかー選択肢が増えるっていいことだよね。
自分に必要な「使いやすさ」とは
さてインストール型の会計ソフトは使いやすいということがわかりました。
…しかし、私は会計ソフトを必要とする人全員がインストール型の方がいいとは思いません。
それはですね、この「使いやすさ」の差が現れるのはある程度の入力量を超えてからなのです。
そんな場合はインストール型に軍配が上がりますが、それ以外の場合では正直あまり差を感じません。
- 一枚一枚の領収書を見ながら手で入力したい
- 事業の数字は毎日確認したい
一方インストール型の会計ソフトは自分でアップグレードしないといけません。
これ、地味に面倒です。
いわゆるメンテナンスの手間ですね。
これもひとつの使いやすさの基準に入るかもしれません。
さらに余談になりますが…。
会計ソフトの今後の動向としては、クラウド型のシェアがどんどん大きくなる見込みです。
だからといってインストール型が完全になくなることはないですが、どちらかといえば少数派になるかもしれません。
そもそもエクセルじゃダメなのかな…
集計までなら問題ないけど、決算書や申告書を作ったりまでできないからね…
会計ソフトや確定申告がどうしても苦手な人は…
いろいろ見てきましたが、会計の作業がどうしても苦手な人はいます。
そんなときは奥の手としていっそのこと税理士に確定申告を丸投げするのもアリです。
個人事業主が年間の確定申告にかける日数は平均で3日~1週間くらいです。
数字が苦手な人はもっと膨大な時間がかかることだってあります…。
その分を仕事や家族、副業にまわした方が、効率がいいケースも多いのです。
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まとめ
クラウド型とインストール型、どちらも使いやすいです。
…じゃまとめになりませんね(汗)。
個人事業で今から初めて使うならクラウド型かな、と思います。
というお手軽さもあり、「とりあえず会計ソフト」と考えている人にはクラウド型が向いていますね。
事業が順調に大きくなり、
最近本業が忙しすぎる…そろそろ経理の人ほしいな~。
と思うくらいになったらインストール型の方が便利だと思います。
会計ソフトに向き合う時間が長くなりますからね。
こうなるとクラウド型・インストール型の微妙な使い勝手の違いが大きな差となって表れます。
例えば画面切り替えのレスポンスのスピードなんかはイメージしやすいですね。
会計ソフトは最後は好みです。
「なんとなくこれがいい」くらいの選び方でもアリだと思います。
・・・どうしても気になるならいろんな人のレビューを比較して見るのがいいかもしれません。
参考までに私の書いた会計ソフトのレビュー記事を置いておきます。
他の人のレビューも読んでみてください!
複数のレビューを見ることで失敗する確立を下げられますからね。
ここまで読んでくれたあなたの助けになりますように。
ではでは。
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