私の勤務先の会社に入社してきた新入社員の彼。
なかなかクセのある彼にどう接し、指導していったらいいか?
私が会社の出来事の中で今一番悩んでいるテーマです。
ひとまず現時点での私の思考を整理するため、一つの記事にしてみることにします。
この記事を読んでも、私と同じようなことで悩んでいる人以外は得るものはありません(笑)
だって私が自分自身に向けて書いた記事ですからね。
それでも読みたい人だけお付き合いくださいね。
途中退室もOKです。
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新入社員の彼の成長
4月入社の彼も、約3か月が経った。
仕事のやり方などはある程度慣れてきたようだ。
「何かを覚えるためにはメモを取る」
新入社員というか、新しいことを学ぶためには重要なことだと私は思っている。
(考え方が古い部分もあるのかもしれないけど)
だけども入社直後の彼は最初まったくメモを取らなかった。
何故だろう。
その理由は本人しか分からない。
どうやらパソコンの「メモ帳」の機能の中には少しメモを残しているようだ。
うん、それはそれでいいと思うんだ。
なくならないし、あとで検索もできるし。
修正も楽だよね。
私もメモ帳の機能は使っているし。
便利なことは分かる。
ただ、教える側の立場としてはやっぱり目の前で「紙」にメモを取ってほしい。
アナログな指導かもしれないけどね。
私や周りの先輩方がとにかくメモを取るよう、何度も何度も彼に指摘を続けた結果、やっと最近メモを取るようになった。
ちょっと安心した。
メモってね、自分が覚えるためだけに取るんじゃないんだよ
相手にメモを取っているあなたの姿を見せることで、安心感を与えるんだよ
私はこう伝えて来たけど、それが正解だったのかどうかは分からない。
とにかく彼がメモを自発的に取るようになったのだから、それは大いに歓迎するべき出来事だ!
新たなる問題発生
…しかし。
メモを取り出してから数日後、また新たな問題が発生。
彼の隣の席のパートの女性が、声を荒げて彼に何かを話している。
「仕事ヒマなの?することないの?」
たしかこんな感じの言葉が聞こえてきたが。
私はビックリした。
その女性は普段そんなことは絶対に言わないような性格の人だ。
私も入社したとき、その女性からいろいろ教えてもらったことがあるからよくわかる。
いつも落ち着いていて、仕事は早く、物腰はとても低い。
もちろん質問には丁寧に答えてくれる、とても素敵な人だ。
そんな人が今回かなり厳しめの言葉を彼に発したのだ。
私はビックリした。
後で彼女は私にその出来事の経緯を、自分から話してくれた。
話を聞くと。
新入社員の彼はそのときインターネットを開いて調べ物をしていたようだ。
その時間は約30分ほど。
…調べものをする時間としては、ちょっとじゃない、異常なほど長い。
何を調べていたのかと聞くと、まったく大した内容ではなかった。
他の誰かに聞けば一瞬で解決するような内容だ。
それに30分もの時間をかけている。
他のページを見ていたんじゃないかなど、悪い方向に考えるとキリがない。
彼女は以前から彼の仕事ぶりには思うところがあったこともあり、今回はつい厳しめの言葉をかけてしまった、と私に教えてくれた。
なるほど。
ずっとパソコンを眺めているだけじゃ、そりゃ仕事をしてないに等しい。
私が同じ立場でも、もしかしたら同じような言葉をかけていたかもしれない。
彼の仕事ぶり、勤務態度は以前からいろんな人が気にしている。
内容はいろいろ。
1つ2つじゃない。
みんな見てないようで結構見ているんだよね。
彼はそのことにどこまで気が付いているのかな。
私が彼に教えられること・教えられないこと
私も彼について気になったことは本人に直接伝えている。
もちろん全部が全部ではないけれど。
メモの件など良い方へ向かったものもある。
とにかく私にできるのは、彼が自分で問題に気づき、自発的な行動をとれるようになるまでのサポートをすること。
実は私は「仕事が遅い」「精度が低い」ことはあまり問題視していない。
(もしサボりとかあればもちろん別ですが)
彼にとって今一番問題なのは、「質問や相談ができない」ことだと思っている。
さっき見たネットで延々調べ物をする行為もそのひとつ。
彼は上司や先輩に全く相談をしない訳ではないが、その頻度は正直かなり少ない。
自分が相談をすると相手に迷惑がかかる、とでも思っているのかな。
だとしたら早めに誤解をといておかないとね。
これは早めに確認してみよう。
入社して3か月。
彼はまだまだ分からないことは山ほどある段階。
今の彼が一人でできる仕事はほぼ無いはず。
だから、必然的に質問や相談は多くなるはずなんだ。
そのハードルを高く感じているのなら、その高さを下げてあげないとね。
せっかく優しい上司や先輩に囲まれているんだから。
頼まれた仕事が指定日までにできないことだってある。
そんなとき黙って一日遅れで仕上げるんじゃなくてさ。
「ちょっと間に合いそうにないんですが、もう一日待ってもらっても大丈夫ですか?」
なんて相談してくれたらな。
私は「仕事がデキる人になるための方法」なんて絶対に教えられない。
でも「仕事がうまく行かないときの対処の仕方」なら自信を持って教えられる。
だから。
いろんな人に質問することを覚えて。
いろんな人に相談することを経験して。
何か問題が発生したとき「これは誰に相談したらいいか?」ということを考え、すぐに動くことができる。
そんな人になってほしい。
相談すべき人に正しいタイミングで相談することができていれば。
たいていのことは何とかなる。
自分がどう動けばいいかという答えが見えてくる。
そこさえ押さえておけば、きっと大丈夫。
みんながあなたの味方になってくれる。
助けてくれる。
大丈夫。
大丈夫だよ。
彼の成長=私の成長
彼の成長のサポートができるなら、私の役割は嫌われ役だっていい。
もちろん指導するときの言葉は慎重に選ぶようにしているけど。
…厳しめの言葉をかけざるを得ないないときもある。
人に何かを教えるって難しい。
だけど、私にとって重要な経験でもある。
会社で後輩に教えた経験から学んだことは、家庭で子どもたちへ教育をする際役立つ部分もあるはず。
もちろんその逆もしかり。
会社の先輩社員として、家庭で子供たちの父親として。
私がレベルアップをするためにも。
しっかり取り組んでいく必要がある。
一緒に成長していこう。
新入社員の彼と。
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