ここ最近、私はクレジットカードや電子マネーといったキャッシュレス決済についていろいろ調べていました。
・・・ふむふむ。
これは
「クレジットカード対応+訪日観光客対応」
をしたい人には特に良さそうですね。
シンプルな端末に簡単操作の使い勝手、多言語対応までできるとは…。
STORESって何ができるの?
手数料はどれくらい?
メリットやデメリットは?
ここに私が調べた限りのことをまとめておきますので、STORESなどキャッシュレス決済の導入を考えている人は参考にしてみてください!
公式サイト↓
ペンギンくん
エアペイは黒、STORESは白か…どっちにしようかなー
ぼのぼーの
端末のデザインも大事だけどね、それ以外も大事だよ。
STORESってどんなサービス?
スマホ(またはタブレット)+STORESターミナル端末
この二つを備えることで複数の決済サービスに対応することができるサービスのことです。
2020年4月まではCoiney(コイニー)という名称のサービスでした。
STORESはなんとこの3種類ものキャッシュレス決済ができてしまうのです。
これはスゴイ。
シンプルでどんなお店にもなじむデザインです。
2020年7月現在対応している決済サービスはこちら。
VISA・JCB・Mastercardなど主要なブランドのクレジットカードに加え、交通系の電子マネーにも対応しているのはポイントが高いですね!
一口にキャッシュレス決済と言っても種類はたくさん。
とりあえずクレジットカード決済ができればいいのか
加えて電子マネーも使えた方がいいのか
そういえばQRコードもよくお客様から聞かれるし…
ならいっそ思い切って全部に対応してしまうか…?
ということで
「クレジットカード客を取り込みつつ、外国人観光客のQRコード決済にも対応したい」
と考えている事業者さんには必須のサービスとも言えます。
ペンギンくん
ぼくはねー、あの「Suica」のキャラクターのモデルになったんだよ?
ぼのぼーの
STORESの決済手数料
気になるSTORESの決済手数料はズバリ
3.24%~3.74%
となっています。
クレジットカードも、電子マネーも、QRコードも基本的にはすべて3.24%。
赤枠で囲った
JCB・ダイナース・ディスカバー
のみ3.74%です。
これは業界最安値クラス。
とは言っても他の決済サービスと比べて大きな差はありません。
よく比較される
スクエアは3.25%~3.75%
エアペイは3.24%~3.74%
です。
決済手数料は導入後もずっとついてくるコストになるため、ちょっとでも安い方がいいですね。
ぼのぼーの
決済手数料はかかるけど、集客効果も期待できるからね。
ペンギンくん
STORESのメリット
月額固定費なし・振込手数料なし
導入後の心配といえばとにかくコスト。
STORESは導入前にカードリーダー代19,800円が発生(現在は
キャンペーン中につきカードリーダー代は無料)するものの、
その後の月次手数料などはありません。クレジットカード決済などの決済手数料のみの負担となります。
また、10万円以上の入金なら振込手数料はかかりません。
どの口座に入金しても無料です。
振込手数料無料に関して、「口座の縛りなく」というのはかなり助かりますね。
他の決済サービスでは指定の口座以外の口座に入金するときは手数料がかかるのが普通。
それがSTORESは無料。
これは優秀。
ぼのぼーの
2回払い・リボ払いにも対応
STORESはモバイル決済としては珍しく、クレジットカードの2回払い・リボ払いに対応しています。
(VISAとMasterCardのみですが)
よく比較されるエアペイやスクエアなどは1回払いのみしかできません。
分割払いをしたいというお客様が多い場合は喜んでいただけそうですね。
ペンギンくん
決済が高額になる場合は分割にしたくなるときもあるよね。
入金サイクルは月6回
STORESの入金サイクルは安心の月6回。
例えば
1日~5日までの売上は15日から振込依頼が可能になり、その1,2営業日後に入金される
というサイクルです。
翌日入金ではありませんが、月6回あれば資金繰りに困ることはそうそうないでしょう。
決済会社によっては末締め翌月末払いの月1回入金なんてところもありますからね…。
ぼのぼーの
魅力的なキャンペーン
キャンペーン利用にはいくつか条件がありますが、2020年5月からは以下のように変わっています↓
この3点がクリアできればカードリーダー代は無料でOK!
さらにひと月50万円以上の決済がある場合は、もう一台無料になるとか。
他の決済サービスでも端末代無料キャンペーンはありますが、2台も無料になるのはなかなか珍しい。
端末が2台あれば店頭に1台、持ち出し用に1台と使い方の幅も広がりますね。
ちなみに
エアペイも端末代無料キャンペーンを行っており、なおかつ決済金額の条件などはありません。
ぼのぼーの
STORESもエアペイも、キャンペーンはいつまでかはわからないんだ。
ペンギンくん
POSシステムや会計ソフトと連携できる
STORESはこちらのPOSシステムとデータを連携することができます。
それぞれのPOSレジシステムとSTORESを連携させることで、スムーズな会計が実現できます。
また、STORESに蓄積された売上データ。
そのデータをクラウド会計ソフトのfreeeやマネーフォワードに連動させることができます。
ちょっと個人的な意見にはなりますが、かなーり大きなメリットだと感じたのがこれ。
「売上データをそのまま会計ソフトに連携できる」
というのは本当にありがたい。
特に便利さを感じるであろう、会計ソフトへの入力作業が大変な業種…
それはズバリ
飲食業や小売事業!
(私の偏見ですが)
この2つの業種は売上は毎日発生するわ仕入や経費の発生も頻繁だわ…
なかなかお金や数字の管理が大変な業種なのです。
クレジットカード売上や電子マネー売上などなど
決済の種類ごとに売上を管理して、いちいち会計ソフトへ手入力しなくてもいい。
事務作業の時間を大幅に減らすことができます。
毎月毎月売上入力でパソコンと何時間もにらめっこすることに飽きて放置。
そして確定申告の時期に地獄を見る…
そんなのイヤですよね。
ということで手間と時間とコストはできるだけ減らしましょう。
ぼのぼーの
ペンギンくん
多言語対応できる
STORESにはオンライン決済ページを作成できる機能もあり、5か国語に対応しています。
「ひとつの請求書を作成すれば、自動的に多言語対応されたウェブページが作成されます」
これはスゴイ。
また、通常決済時のレシートも他言語への変換が可能ですよ。
外国のお客様が多い場合も安心ですね。
ペンギンくん
STORESのデメリット
入金は手動・入金依頼~入金までやや長い
STORESは月6回の入金が可能なので、入金サイクルとしてはかなり良いのですが…
難点はこれ。
入金依頼は毎回手動
ということ。
また、入金依頼をしてから入金まではちょっと時間がかかります。
この図↓をもう一度見てみると…
図の一番上にある1日~5日の売上は10日経過後の15日から振込依頼が可能になり、1,2営業日後に入金になります。
整理すると
10日後 + 1,2日後 = 11,12日後入金
うーん売り上げてから入金までちょっと長いですね。
土日が絡んでくるとさらに日数がかかってしまいます…。
また、
「手動入金めんどくさい!自動入金にしたい!」
と思った人。
自動入金もできますが、末締め翌月20日入金の月1回入金しか指定できなくなってしまいます…
ただ
2020年夏 入金サイクルを短縮化します
と公式に予告がありますので、今後はかなり便利になるはず。
調べてみると、入金依頼から1~2営業日以内に振り込まれるようになるとのこと。
かなり早まりますね!
そして、いつから短縮化になるかの確定日は決まり次第リリースされます。
ワクワクしながら待ちましょう。。
ちなみに
「スクエア」は最短で
翌日入金が可能なので、入金サイクルを重視する人はスクエアの方がいいかもしれません。
自分の好きなタイミングで入金依頼をすることができます。
ぼのぼーの
自動で入金ができないのは振込手数料の問題かもね。
次の段落で見ていくよ。
10万円未満の入金は手数料がかかる
STORESの入金は10万円未満の場合200円の手数料がかかってきます。
これは地味にダメージ。
いやいやわかってますよ。
「指定の口座」なら10万円とか関係なく手数料無料になるんでしょ…?
なんてこともなく(泣)
どの口座でも条件は一緒です。
基準は入金金額が10万円未満かどうか、ということのみ。
事業形態にはよりますが、月6回入金をしようと思うと
「あ…今回10万円超えないや(汗)」
と、手数料がかかってくる場合があるかもしれません。
その点
エアペイや
スクエアは振込手数料が無料なので、気になる人はこちらも調べてみてください。
ペンギンくん
ぼのぼーの
QRコード決済はWeChatPayのみ
STORESが現在対応しているQRコード決済は、WeChatPayの一種類のみです。
世界で8億人の人が利用すると言われるWeChatPayですが、日本ではまだまだ少数です。
しかし、WeChatPayは中国では主流のQRコード決済です。
お客様に中国の方が多い場合には集客効果が高いかもしれません。
逆にそれ以外の場合ではSTORESの活躍の場は少ないため、多種類のQRコード決済対応を重視するなら
エアペイの方が適しています。
ペンギンくん
レシートはプリンターが別途で必要
STORESは決済はできるものの、レシート発行まで…となると単体ではできません。
まだまだ「紙のレシート」を要望されるシーンも多いのは事実。
(業種によるところもありますが)
紙のレシートがほしいと言うお客様が多い場合は、プリンターもセットで準備した方がいいかもしれません。
公式サイトにSTORES対応プリンターが掲載されていましたので、ここではその一部を紹介。
価格はどちらも19,000円前後でした。
ちなみに
レシート印刷まで一つの端末でやりたい!
という人には
A8という決済サービスがおすすめです。
A8は決済+レシート発行まで同じ端末ですることができます。
ぼのぼーの
STORESのレシートはメールで送ることもできるよ。
ペンギンくん
何年か後には紙よりメールのレシートが主流になるかも。
みんなの声・評判(ツイッターより)
ツイッターでSTORESターミナル関連の口コミツイートを探してみました。
…が。
「STORES」に名称が変わってからのツイートはほとんどなかったため、旧名称の「コイニー」のときのものを集めてみました。
お店屋さんが「STORES(コイニー)導入しました!」と告知しているツイートが多いですね。
おおむね好意的なツイートばかりです。
ただ、
このツイートのように、STORESはクレジットカードや電子マネーそれぞれで審査があります。
その審査に残念ながら通らない場合も…
「クレジットカードは審査通ったけど電子マネーはだめだった」
というパターンもあったりします。
ペンギンくん
ぼのぼーの
基準はもちろんあるらしいけど、公開はされてないからねぇ…
曖昧なことは言えないよ。
STORESが向いているのはこんな人
キャッシュレス決済で重要なポイントの
- 対応しているクレジットカード・電子マネー・QRコードの種類の多さ
- 入金手数料の有無
などを総合的に見ると、エアペイの方が一歩リード。
細かな違いはあるものの、エアペイよりSTORESはここが優れている!という点はごくわずかです。
そのエアペイよりSTORESが優れている点を強いてひとつ挙げるとすれば、
キャンペーンで決済端末が2台無料になる※
ということでしょうか。
(※導入後ひと月で50万円以上の決済があることが条件)
それ以外の場合なら正直
エアペイを選んだ方が無難かな…と思いました。
まとめ
キャッシュレス決済のツールは
STORES以外にもいろいろあります。
それぞれいろんな強みがあって
手数料・入金サイクル・決済方法 など
自分がどれを重視するか?
それによって最適なものは変わってきます。
今回調べたSTORESは
「クレジットカード対応+訪日観光客対応をしたい!」
「できれば端末は2台ほしい!」
と考えている人向けかなーと思いました。
キャッシュレス決済導入を検討している人は、ぜひ他のサービスも調べてみてくださいね。
ではでは。
公式サイト↓
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