確定申告ってサラリーマンには関係ないよね。
今までやったことなんてないし。
…え、サラリーマンでも確定申告しないといけないときがあるの!?
はい、あります。
ただ、普通に働いていればなかなか機会はないかもしれません。
それでも出産やマイホームの購入など人生節目のイベントには確定申告が顔をのぞかせます。
…いや、そんなおどすわけじゃないんですけどね。
知らなくて確定申告やってなかった!ではかなりもったいないことがありますので、ざっくりまとめてみましたよ!
確定申告って個人事業主だけがするものじゃないんだね!
そうだよ~誰でも一度くらいはすることになるかもしれないね。
確定申告をサラリーマンでもしないといけない人がいる?
確定申告を「しないといけない」パターンを紹介します。
年間の給与が2000万円を超える人
給与でも年間で2,000万円を超えると確定申告をする必要があります。
実は2,000万円を超えると年末調整がされなくなるんですね。
年末調整ができないということは、払うべき所得税がまだ計算されていないということになります。
ということで確定申告をして所得税を確定させるようになります。
…年収2,000万円って役員クラスの人でしょうか。よくわかりません(汗)
残念ながら私には縁がなさそうな数字です(泣)
副業の所得が20万円を超える人
在宅ワーク、せどり、アフィリエイトなどの副業で所得が20万円を超えると確定申告が必要になります。
最近は副業をしているサラリーマンも増えてきました。
副業がある程度軌道に乗ってきた人は、年間の副業収支を計算してみましょう。
副業がさらに大きくなってくると、収支の集計も大変になってきます。
いずれは脱サラ!くらいの勢いで副業を大きく伸ばしていきたい人は会計ソフトがあると便利かもしれませんね。
災害など大きな損失があった人
自宅が災害などで大きな被害が出た人は、納税猶予を受けられます。
そんなときは確定申告をしないといけません。
あまり使うことはないかもしれませんが、いざというときのための知識の一つです。
災害でバタバタする中でもきちんと確定申告に対応できれば安心ですね。
最近災害が多いからね。僕も他人事じゃないよ。
給与を2か所からもらっている人
いろいろ細かい条件があったりしますが、ざっくり言うと本業で月~金フルタイムで働いている人が、たまに土日にアルバイトをしているような場合などですね。
この場合はアルバイトの給与が少額でも確定申告をする必要があります。
税金が戻る可能性が高いと思いますので、忘れずにしておきましょう。
複数の会社でアルバイトをした人は源泉徴収票が揃っているかチェック!
確定申告をした方がいい人
確定申告が必須という訳ではありませんが、やらないと大なり小なりの損をする、というパターンです。
医療費控除を受ける人
年間で10万円(所得によっては10万以下の場合もありますが)を超える病院代などの医療費がある人は、確定申告をするとちょっとお得になります。
医療費控除は年末調整ではできないですからね。
特に出産のときなんかは簡単に10万円は超える医療費がかかりますよ!
ウンウン、何かとバタバタしてるときだよね…
住宅ローン控除を初めて申請する人
住宅ローンを組んで住宅を購入したり、増改築をしたときなど、そんなときは10年間所得税の還付を受けられます。(ある程度の条件はありますが)
これを住宅ローン控除といいます。
この住宅ローン控除ですが、住宅ローンを組んだ最初の年のみ確定申告をする必要があります。
ちなみに2年目以降は年末調整で済むので楽ちんです。
家を購入したときなんかは不動産やさんが教えてくれると思いますよ。
控除の金額はなかなかデカイので絶対にやっときましょう!
これは超重要!必須!絶対!マスト!
ふるさと納税や寄付をした人
ふるさと納税をしたら確定申告が必要です。
だんだん認知度は上がってきていますね。
実はふるさと納税は寄付のひとつなんです。
なので、ふるさと納税をすると確定申告書の「寄付金控除」のところの金額が増えます。
もちろんふるさと納税以外の寄付も寄付金控除の対象です。
義援金や赤十字への寄付などがありますね。
ふるさと「納税」なのに寄付とはこれいかに。
年の途中で退職した人
年の途中で退職しても、すぐに次の職場で働きだした人は確定申告不要です。
しかし、年の途中で退職してそのまま就職していない人は確定申告をしないといけません。
所得税は毎月の給与から引かれていたと思いますが、それは「暫定」の金額です。
年の終わりには暫定の所得税を再計算し「確定」させる作業が必要になります。
ちょっと忘れそうですが、きちんと確定申告しておきましょう。
このパターンの時はまず所得税が還付になるはずですのでご安心ください。
退職したときの源泉徴収票は大切に。
なくしたときは早めに元の職場に連絡を!
まとめ
サラリーマンの人でも確定申告をしないといけないパターンって割と多いんですね。
すぐに確定申告する可能性は低いかもしれませんが、
「どんなときに確定申告が必要なのか」
これだけ知っておけば大丈夫です。
確定申告面倒…という人は税理士に依頼するのも手です。
内容にもよりますが、サラリーマンの人の確定申告は個人事業主の人の確定申告より手間がかからず申告できることが多いので、税理士報酬もそこまで高い金額にはなりません。
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払わなくてもいい税金を払う必要はありません。
国は「あなた税金払いすぎですよ~」なんて絶対教えてはくれません。
自分のお金は自分でしっかりがっちり守りましょう!
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