「確定申告って難しい。めんどくさい。」
「…やりたくないけどやらないといけない…楽にできる方法ないのかな…?」
はい、大丈夫です。
ご安心ください。
楽にできる「方法」はあります。
その中で何を選ぶかは自分次第です。
ということで、まずは確定申告が難しいと思う原因をはっきりさせてみましょう。
そのあとに少しでも楽ができる方法をいくつか紹介しますね。
楽にできる方法はよ教えろって人は目次の「確定申告を楽にするには」までジャンプ!


確定申告は難しいのはなぜか
そもそも確定申告はなぜこんなにもハードルが高く感じられるのでしょうか?
確定申告を「知らない」から
確定申告のやり方や意味がそもそもよくわからない。
確定申告の先にある税金の話なんかそんなに興味もない。
なかなか取っ付きにくいエリアの話ですよね。
興味があること・好きなことだったら何でもすぐに覚えちゃいますが、「確定申告」となると…なかなかそうはいきません。
個人事業主になった人にとっては、確定申告とはある意味未知との遭遇のようなものです。
ただ、このへんの知識不足の問題は…実はそんなに大したことではありません。
必ず全員が通る道ですからね。
申告書の用紙って見たことありますか?
数字を書くことのできる欄はいーーーっぱいあります。
でも、使わない欄もたくさんあるんです。
もし確定申告を100%理解できるまで勉強しようと思ったらとんでもない時間が掛かります。
でも確定申告をする人全員が税理士になるくらいの勉強をする必要はありませんよね?
ということで、あなたが知るべきは「自分の確定申告に必要な知識だけ」です。
そう考えるとちょっと楽になりませんか?

確定申告に必要な資料がよくわからないから
確定申告はただ書類を書くだけではないですよね。
名前や住所などすぐ書けるものはいいですが、調べたり計算したりしないと書けない項目も多いです。
特に決算書を作る必要のある個人事業主の人は、1年分の売上や経費を正確に集計する必要があります。
そのための資料はたくさんの種類があるんですよね。
領収書は必要で…
請求書はどうだったっけ…
納品書って捨ててもいいの…?
あ、去年の領収書が出てきた…
もはや何が必要で何がいらないのかわからなくなります。
(ちなみに納品書は使いません)
決算書作成以外に必要なものだと、
- 生命保険の控除証明
- 国民健康保険料の通知
- ふるさと納税の領収書
このあたりの書類は必要です。
郵便物の中に紛れてしまってなくしてしまいそうなものも多いです。
「この書類は必要」ということが事前に分かっていないと、いざ確定申告の時に手元になくて、大掃除しながら探すことにもなりかねません。

数字の集計→記入→計算にミスがないか心配
決算書を作るには数字を集計する必要があります。
集計はできたけど、どこにその数字を書いたらいいの…?
書く場所間違えたら怒られるのかな…
最後の税金の計算ってこれであってるの…?
確定申告書には数字を書くところがいーーーっぱいあります。
書いた数字を使って計算して、さらにまた書く場所もあるのでなかなか大変です。
計算が多いとそれだけで緊張しますよね。

確定申告を楽にするには
さていよいよ本題の確定申告を楽にする方法です!
まずは確定申告の仕組みを知る
まずは確定申告の大枠を掴むことが大切です。
国税庁の確定申告の手引きでもいいですが、もう少しわかりやすいものがいいなら本屋さんへ行きましょう。
年明けくらいには確定申告コーナーがありますので、とにかく自分が読みやすいハウツー本を選びましょう。
事業規模にもよりますが、初めての確定申告ならそんなに分厚い本は必要ないです。
ちなみに確定申告や税金のことがとにかくよくわからない、という人にはこちらの本がおすすめです。
めちゃくちゃわかりやすいです。
税金について予備知識が少なければ少ないほどわかりやすく、面白い内容になっています。
確定申告書の書き方のハウツー本というより仕組みを知るための本ですが、事業を始めたばかりの人には自信を持っておすすめできます。
あ、ちょっと待ってください!
調べるのめんどくさいからっていきなり確定申告書の用紙に書き始めちゃダメです!
本を読まずに読書感想文を書くようなものです。
遠回りのようですがまずはしっかりとした下調べから入りましょう。
急がば回れ、ですね。

自分で確定申告をやるなら便利なツールを駆使!
国税庁サイト・エクセル・会計ソフトなどなど、確定申告書を作るためのツールはいろいろです。
手書きで申告書を作るのは、慣れないうちは特に記入ミスが怖いのでおすすめしません。
パソコンがあるなら国税庁のサイトの確定申告書作成コーナーを利用しましょう。
正しく質問に答えていけば正しい申告書が作れますので、記入ミスは起こりません。
あ、もちろん無料ですよ。
エクセルでも売上や経費の集計なら対応できます。
レシートを一枚一枚見ながら電卓を打つよりはエクセルを使いましょう。
後でチェックも簡単になりますし、データとしてパソコンに保存しておけるので、管理も楽ですよ。
会計ソフトはなくても確定申告はできますが、あるとメリットは多いです。
事業を「この仕事だけで食べていく!」という気持ちでやっているなら、会計ソフトは必須になってきます。
そして最終手段は外注です。
税理士さんに頼めばもちろん確定申告をしてくれます。
税理士に頼むとかなり高くつくんじゃ…と思うかもしれませんが、案外そうでもないです。
毎月の顧問契約を結ばず、「確定申告のみ」を単発でお願いすることもできますし。
税理士に依頼することで数十時間もの自由な時間が手に入るとしたら?
検討してみる価値はあると思います。
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もし税理士に頼むのを検討するなら相談は遅くとも12月中にはしておきましょう。
確定申告の期限の3月15日が近くなるほど税理士事務所の中は殺伐としてきますので…
また、期限ギリギリで依頼すると割増料金にされるというウワサもあります(汗)。

まとめ:確定申告で楽をする方法はある
確定申告で楽をするためにはいろいろな方法がありましたが、やっぱりどれも多少のお金が必要です。
それが本なのか、会計ソフトなのか、税理士費用なのか。
どうしてもお金を使いたくない!という人は無料で相談できる税務署や各地方の確定申告相談会などを利用すればなんとかなります。
もちろんこれではものすごい時間がかかりますので、楽はできませんが…。
ネットでも確定申告の書き方はいろいろなサイトが紹介しているので、探してみるのもいいですね。
自分が使える時間とお金、じっくりそのバランスを考えてみてください!
ではでは。
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