ここ最近、私はクレジットカードや電子マネーといったキャッシュレス決済についていろいろ調べていました。
そこで見つけた「Square(スクエア)」という決済サービス。
・・・なるほど。
これは「資金繰りが気になる個人事業主」には特に良さそうですね。
決済から入金までの速さはもちろん、その他にも理由はいくつかあります。
Squareって何ができるの?メリットやデメリットは?
ここに私が調べた限りのことをまとめておきますので、Squareなどキャッシュレス決済の導入を考えている人は参考にしてみてください!
スクエアって聞くとゲームのメーカーを思い出すな…
あれは「スクウェア」ね。
Squareってどんなサービス?
Squareとは、
自分のiPhoneやiPadをカード決済端末にできるサービス
のことです。
- iPhone(またはiPad)
- 無料POSレジアプリ
- カードリーダー
この3つを揃えることで個人事業主でもカンタンにキャッシュレスに対応することができます。
・・・ホントです。
今使っているiPhoneやiPadがレジの代わりになるんです。
- 便利
- お手軽
- お金かからない
- 入金早い
これはスゴイ。
そろそろカード決済くらいできるようにしたいな
でも設定とか面倒なのやだな
でもあんまりお金はかけたくないな
という人はSquareが一番しっくりくるんじゃないかな、と思います。
この機会にiPad買おうかな…
(ただiPadが欲しいだけでは…)
Squareのカード決済手数料
なにはともあれ。
まず気になるのが
ということ。
これは公式ページの料金表を見た方が早いですね↓
はい。
Squareにはいろいろな支払方法がありますが、メインとして使うであろう
「カードリーダーによる決済」
のところを見ると3.25%となっていますね。
これは他社と比較しても高くも低くもない水準です。
しかしSquareの手数料面での強みは
- 月額利用料 ➔ 無料
- 振込手数料 ➔ 無料
- POSレジアプリのインストール ➔ 無料
- 払い戻し手数料 ➔ 無料
ということ。
つまりは導入以後のコストは「カード決済手数料のみ」なのです。
他の手数料を気にしなくていいシンプルな料金体系。
考えやすくていいですね。
「料金が高い」より「料金がわかりにくい」方がイヤなんだよね…
うんうん、Squareならその辺は大丈夫かな。
Squareのメリット
入金サイクルが早い
Squareと言えばコレ。
とにかく決済から入金までの時間が短い短い。
クレジットカード決済の売上の入金は通常一か月程度かかることが多いのですが…
Squareなら銀行口座の指定はあるものの最短で翌営業日に入金が可能です。
助かります。これ、すごく助かります。
事業主にとって入金サイクルはとにかく短いに越したことはありません。
事業のキモは現金です。キャッシュです。
お金さえ手元にあればなんとかなります。
ちなみに
入金サイクルが1か月 ➔ 売り上げた月の翌月入金
ですよね。
ということは
その月の売上をその月の支払いに充てることができない
ということ。
仕入れなど経費の払いを月末にまとめている人は、ココ要注意です。
・・・本当は3か月分くらいの運転資金は持っておきたいところですが、状況によってはそうも言っていられませんし。
- 売上金をすぐ次の仕入れに回せるか?
- 売上金を月末払いの経費の支払いに充てられるか?
↑これができると資金繰りはもちろん気持ちの面でもかなり楽になります。
開業~軌道に乗るまでは本当に運転資金のやりくりが大変です。
ある程度運転資金のメドが立つまでは、売上金の入金サイクルには要注意です!
ということは全部現金決済にすれば入金サイクルを気にしなくても…?
うん、実はそうなんだけどね。「クレカ対応のメリットデメリット」をどこまで考えるかだよ。
クラウド会計ソフトと連携できる
ちょっと個人的な意見にはなりますが。
入金サイクルの短さと同じくらい大きなメリットだと感じたのがこれ。
売上データをそのまま会計ソフトに連携できる
ということ。
freee または Money Forward をご利用の場合、Square を連携させることで、Square POSレジによる決済の情報を freee または Money Forward のアカウントにスムーズに取り入れることができます。
こんな感じで。
Squareはクラウド会計ソフト大手のマネーフォワードやfreeeとデータ連携をすることができます。
>>【使いやすさNo.1かも】マネーフォワードクラウド本音レビュー!
>>【ややクセあり】freeeと2年付き合った私の本音レビュー!
Squareには毎日の売上データが蓄積されるので、その貯まったデータを会計ソフトに取り込むだけでOKというお手軽さ。
これ、かなり便利じゃないですか!?
特に便利さを感じるであろう、会計ソフトへの入力作業が大変な業種…それはズバリ、飲食業や小売事業(私の偏見ですが)!
この2つの業種は売上は毎日発生するわ仕入や経費の発生も頻繁だわ…
なかなかお金や数字の管理が大変な業種なのです。
本来クレジットカード決済を導入すると、現金売上の集計に加えてクレジットカード売上を別で集計する必要も発生してきます。
一週間、二週間の売上集計ならまだしも、もし一か月、二か月と溜めてしまうと…
確定申告の時期まで、そう、一年間放置してしまうことになりかねません(汗)
ただでさえ気が進まない会計ソフトへの入力作業。
それがサクッと連携でパッとデータが取り込めるとしたら?
ちょっとだけ会計の作業が楽しくなるかも…しれませんね。
bonoくん、会計ソフトとSquareのセッティングとデータ入力とついでに確定申告までやってくれないかなぁ…
…やり方は教えてあげるからチャレンジはしてみようね。
Squareのデメリット
電子マネーには対応していない(2020年8月4日より一部対応)
うーんこれはちょっと残念ですね。
Squareは海外では電子マネーにも対応しているようなのですが、日本では今のところ対応していません。
Squareは「キャッシュレス」を押してはいるものの、クレジットカードのみの対応なのです。
クレジットカードより手軽な電子マネーで決済をする人は、ここ2、3年で徐々に増えてきています。
どうしてもクレジットカード・電子マネーの両方に対応したい!という人はAirPAYの方がいいかもしれません。
・・・ここでちょっと余談。
ネット上にはSquareがスマホ決済への対応も準備している、との話もあります。
海外ではすでに対応しているところもあるので、日本でも近いうちに…という可能性はありますね。
あくまで ウワサ ですが。
※追記
2020年8月4日よりSquareは以下の交通系電子マネーに対応しています。
- Suica
- PASMO
- TICA
- manaca(マナカ)
- ICOCA
- SUGOCA
- nimoca
- はやかけん
より便利になりましたね!
キャッシュレス化の流れはしばらく続きそうだから、現行のサービスのアップグレードはありそうだね。
暗証番号は使えず毎回サイン
クレジットカード決済をした際、暗証番号の入力やサインを求められたことってありますよね?
Squareはこの暗証番号の入力はできないため、決済の際はすべてサインになります。
…ちょっとだけ面倒ですね。
暗証番号ポチポチ入力の方が若干早いですし、ペンを持つ手間もありません。
もしかしたら好みの問題かもしれませんが。
僕はどっちでもいい派です。
使ってみたみんなの評判(ツイッターより)
ツイッターで見つけた声をいくつか紹介。
今年ブドウ販売posレジでsquareでクレジット決済導入したら6人の方が使ってくれた。導入して良かったかな?
Airレジは量り売りには向いていないから量り売りするなら今の所square一択かなあ pic.twitter.com/x6uBZbo3gB— いさ(ブドウ屋さん) (@isa136isa) September 3, 2019
6/8(土)より使用していたクレジットQRコード決済からSquareへ切り替えを行います。今まで使用できなかったJCBも店頭で使用できるようになりましたのでぜひご利用くださいね!ただしSquareは一括決済のみです。ご了承ください。#美野島商店街 pic.twitter.com/F9oC8GXNSf
— FLEAMART.@博多区美野島 (@fleamart_smile) June 8, 2019
おはようございます。
定休日明けの木曜日です!
朝からバタバタしてますが、Square導入したのでクレジット決済が可能になりやした!なので給料前でもガッツリ買えますよ〜!
※使い過ぎには注意してくださいね〜🙅
そんなtototoRECORDS
とっととオープンしております〜 pic.twitter.com/S7S0JQOvzx— tototo RECORDS (@tototorecords) October 24, 2019
なかなか好意的な意見が多いですね。
印象としては、お店屋さんが
「Square導入したのでクレジットカードOKになりました!」
って告知をしているツイートが多かったように思います。
屋外イベントなど、レジのないシーンでもSquareは使えるので活躍の場は多いですねー。
こう見るとクレジットカード決済のハードルはかなり下がった気がするねー。
ちょっと前まで屋外イベントなんかの決済は現金しかなかったよね。
Squareが向いているのはこんな人
とにかく資金繰りを重視する人
キャッシュレス対応のネックの一つは入金までのサイクルが長いということ。
しかし、スクエアの最大の強みは入金サイクルが早いこと。
口座の指定はあるものの、最短翌日入金というスピード感はダントツです!
翌日入金にガチガチにこだわる必要はありませんが、一日でも早いに越したことはありません。
事業がある程度安定するまでは売上金の回収期間の長い短いは死活問題ですからね。
手持ちの運転資金をキープしつつ、クレジットカード決済への対応もしたい。
これができるのがSquareの強みですね。
フットワークの軽さは大事。
コストを抑えてクレジットカード決済を導入したい人
Squareは手持ちのiPhoneやiPadをレジとして使用することができますので、導入コストは非常に少ないです。
専用のカードリーダー(7,980円)もキャンペーンを利用すればなんと無料。
月額固定費や解約手数料もなし。
入金時の振込手数料の負担もなし。
ということは、
なのです。
キャンペーンはときどきやっているようなので、そのときを逃さないように。
「とりあえずクレジットカード使えるようにしたい!(安く)」
という人は要チェックです!
Squareのコスト面の心配はかなり少ないかな。
まとめ
キャッシュレス決済のツールはSquare以外にもいろいろあります。
それぞれいろんな強みがあって
手数料・入金サイクル・決済方法 など
自分がどれを重視するか?
それによって最適なものは変わってきます。
今回調べたSquareは「入金サイクル」を重視する人向けかなーと思いました。
キャッシュレス決済導入を検討している人は、ぜひ他のサービスも調べてみてくださいね。
ではでは。
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