確定申告を税理士にお願いしたいけど、税理士ってどうやって見つけたらいいんだろう?
とりあえずネットで検索してみてもなかなか良さそうな税理士が出てこない。
- 税理士はどうやって探したらいいの?
- 失敗しない税理士の選び方は?
ということで今回は、
個人事業主が税理士を探す5つの方法と、税理士を選ぶ時の7つのポイントについてまとめました。
税理士選びの前に目を通すことで、今後の税理士関連の問題が一気に解決しますので、必ずチェックしてください。
税理士は一度契約すると長期の付き合いになることが多いですので、安易に決めるのは危険ですよ!
税理士を探すのがなかなか難しいのはなぜ?

実は税理士は「積極的に広告ができない」という時代が平成14年まで(つい最近ですね…)続いていました。
それまでは広告といえば事務所のカンバンだけ。
報酬も病院の診療報酬のように一律だったのです。
そして平成14年に税理士法の改正があり、それまで厳しかった税理士の広告規制がやっと弱まりました。
しかし長らく広告規制が強い時代が続いていたためか、ベテラン税理士は未だに大々的に広告を打ちません。
税理士の中にはホームページすらない人も割と多いです。
税理士を探す方法5つ
- 地域の税理士を自力で探す
- 知人の紹介
- 税理士会の各支部や商工会議所で探す
- ネットで税理士のホームページを探す
- 税理士紹介サイトを利用する
以下で一つずつ解説していきますね。
1.地域の税理士を自力で探す
- 誰でも今すぐできる
- 資料を見せながら相談できる
- 他の税理士との比較が手間
- 対面なので断りにくい
街で見かけた税理士事務所に電話する、行ってみるという方法です。
近所に税理士事務所があるならそこへ行ってみるのもアリです。
書類などの資料も直接持ち込めるので、より具体的な相談ができるはず。
できれば事前に電話でアポは取っておきましょう。
難点は他の事務所との比較がしづらいことです。
相談してしまうとあとでちょっと断りにくくもなってしまいます。
2.知人の紹介
「知人が契約している」ということが税理士の信頼の担保になる
紹介のため断りにくい
知り合いが契約している税理士を紹介してもらうという方法。
どんな税理士なのか、事前にある程度知っておくことができるので安心ですね。
知人が契約しているということは、それなりにきちんとした人だという担保にもなります。
ただ知り合いの紹介となるので、「思ってたのと違った」となったときはやや断りにくいですね…。
3.税理士会の各支部や商工会議所で探す
相談だけでもいいので話しやすい
特になし(相談会に来ている税理士=信頼できる税理士 ではないことに注意)
税理士会や商工会議所では、確定申告時期になると相談会を開いてくれたりしますよね。
そこへ行くと直接税理士と話すこともできるので、そのまま紹介してもらうこともできます。
実際にいろいろな話をして、その税理士の雰囲気や相性がわかった上で決めることができるのは大きなメリットですね。
デメリットは特にないのですが、相談会に来ている税理士は全員が全員「きちんとした人」という訳ではないことを知っておきましょう。
相談会にはいろいろな税理士がいますので、自分の目できちんと見極めることが大切です。
4.ネットで税理士のホームページを探す
- 情報量はとにかく豊富
- 税理士の情報がある程度はわかる
- 情報が多すぎて比較が大変
- 知りたい情報が無いこともある
もうやってみた人も多いかもしれませんが、「○○市 税理士」などで検索すると、税理士事務所のホームページがたくさん出てきます。
そのため「税理士の情報」ならたくさんあります。
…しかしたくさんありすぎて、どうやって選べばいいのかわからない人が多いのでは。
ホームページである程度は税理士の情報がわかりますが、「どんな人か」まで詳しくはわからないことが多いです。
5.税理士紹介サイトを利用する
- 自力で探す手間がかからない
- 自分の予算や事業規模に合った税理士が見つかる
- 担当者を介しての相談になるので要望や質問がしやすい
- 担当によって結果が大きく変わる可能性がある
- そのサイトに登録されている税理士からしか選べない
- 税理士のサービス(訪問回数、節税提案など)が最低限になりがち
「税理士紹介サイト」とは、税理士を探している人のニーズに合った税理士を紹介するサイトです。
自分で税理士を一人一人調べるのは膨大な時間がかかりますが、税理士紹介サイトを利用すればあなたの代わりに担当者が最適な税理士を探してくれます。
いろいろメリットデメリットはありますが、税理士の探し方がまったくわからない!という人はとりあえず税理士サイトに登録していろいろ試してみるのもアリです。
税理士を選ぶ7つのポイント
- その税理士の得意分野は何か
- 最低限のビジネスマナーはあるか
- アドバイスはしっかりしてくれるか
- 報酬は適切か
- 税務署と折衝できるか
- ITに強いか
- 相談実績ではなく「申告実績」で選ぶ
以下で一つずつ解説していきますね。
1.その税理士の得意分野は何か
「税理士は誰でも同じ」ではありません。
- 税目(所得税、法人税、相続税…)
- 業種(飲食、製造、建設、不動産、医業、農業…)
- 海外対応(英語、海外取引、国際税務…)
などなど、税理士によって得意なものは様々です。
個人の確定申告を依頼する場合、最低限自分の業種についての知識があるかどうかは確かめておきましょう。
もちろん人柄や相性も大事ですよ!
2.最低限のビジネスマナーはあるか
税理士は接客・サービス業でもあります。
基本的なビジネスマナーがあるかどうか、まずはしっかり観察してみまょう。
その税理士に自分の売上や通帳の数字といった「超大切な個人情報」を預けても大丈夫か?
いいかげんな人には任せられないですよね。
3.アドバイスはしっかりしてくれるか
税理士に期待したいアドバイスで重要なのはこの3つです。
自分の業種(飲食業、サービス業など)に詳しいかどうかは早いうちに聞いておきましょう。
税理士はすべての業種の会計を見ることはできますが、すべての業種の会計に詳しい訳ではありません。
税理士のお客様の中にいない業種の会計知識は薄い可能性が高いです。
あと意外かもしれませんが、「税制」というのはよく変わります。
ほぼ毎年変わる最新の税制をきちんと学んでいるかどうかは重要です。
有利な税制の特例があったのに税理士が教えてくれなかった…なんてことになる可能性もあります。
また、これは税理士の仕事と言えるかは微妙ですが、補助金・助成金の情報なども教えてほしいところです。
実務上お客様との話に上がりやすい話題でもあるので、ある程度は知っていて当然の知識です。
4.報酬は適切か
税理士の報酬の相場は事前にチェックしておきましょう。
売上規模や訪問回数、記帳代行の有無などによって報酬は細かく変わってくるので難しい部分もありますが…。
具体的な料金設定は各税理士の自由なので、悪意ある料金設定をしている税理士も中にはいます。
提示された金額で、何を・どこまでしてくれるのか?
他の税理士と見積もりを比較するのも手です。
5.税務署と折衝できるか
万が一税務調査になった場合、税務署OBの税理士であれば、対等に・有利に進めてくれます。
今まで税務調査をする側にいた立場の人なので…。
調査の進め方、見られるポイント、税務署内部の事情など細かい部分までよく知っています。
もちろんどんな税理士でも一生懸命こちらの味方をしてくれますが、税務署OBの税理士だと安心感が違いますね。
6.ITに強いか
税理士がITに疎いと、最悪自分の作業効率が下がる可能性があります。
こんな仕事をする税理士では困りますよね。
ITに強いのは、どちらかといえばやはり若めの税理士です。
税務署OBの税理士は年齢層が高めのことが多く、IT関係はあまり…という場合もあります。
会計データの共有がスムーズにできないとそれだけでストレスですよね…。
これからは紙の資料のやりとりは少なくなり、データでのやりとりが拡大していく見込みです。
税理士は長期での付き合いになることが多いので、IT対応も重要なポイントです。
7.相談実績ではなく「申告実績」
税理士の実績を調べるときに、相談件数で判断してはだめです。
ホームページなどによくある「相談〇件!」は、あくまで相談だけのことです。
実際に「申告」まで行っているのは何件なのかが大事です。
相談だけなら無料のことも多く、件数を稼ごうと思えば簡単です。
申告まで行っているということは、きちんと契約しているということです。
相談ばかり多くて申告件数が少ない、というのはちょっと不安が残りますね…。
まとめ
私は税理士事務所に勤めているため、いろんなお客様を目にします。
他の税理士から代わってきたお客様の申告書や決算書などの資料を見ていると、
「なんじゃこりゃ」
と思うことも正直あります。
税理士ではない私からみてもヒドイ場合があります。
今から税理士を選ぶ人には失敗してほしくありません。
この記事では私の経験も含め、税理士の探し方と選び方の大事なポイントをまとめています。
実際に税理士と契約する前に、よく読んでみてくださいね。
税理士も「人」なので、自分との相性は大事です。
仕事をきちんとしてくれるのはもちろんですが、話のしやすい人だといいですよね。
自分が好感を持てる人を選びましょう!
ではでは。



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